妊活や不妊治療を続けていると、「前向きでいること」が正解のように感じてしまうことがあります。周囲からの励ましの言葉が、いつの間にか自分を追い詰めるプレッシャーになってしまうことも少なくありません。
今回は無理に前向きになろうとせず、自分の心を守りながら過ごすための考え方についてお伝えします。
無理に前向きになる必要はない
前向きな気持ちでいれば妊娠しやすくなる——そう思われがちですが、妊娠を精神論だけで語ることはできません。周りが勝手に「前向き」でいることを強要してきても、それに合わせる必要はありません。
周囲の期待に応えるために、自分の気持ちを無視して頑張り続けると、心身が疲弊してメンタルの不調を引き起こす可能性もあります。落ち込んでいるときは、「今はつらい」とはっきり伝えることも大切です。
もちろん、職場など公の場では、感情の波が仕事に影響しないよう気をつけることも必要です。ただ、プライベートの場面では、無理に明るく振る舞う必要はありません。
つらい自分を認めてあげよう
妊活・不妊治療で結果が出なければ、ネガティブな気持ちになるのはごく自然なことです。まずは、つらいと感じている自分、そしてここまで頑張ってきた自分を認めてあげましょう。
ネガティブな感情を抱く自分を責める必要はありません。それは、妊活に真剣に向き合い、努力してきた証でもあります。
つらい気持ちを押し殺してまで、無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。今の自分を認めながら、少しずつ次へ進んでいきましょう。

前向きを求める人とは距離を置こう
妊活・不妊治療でつらい思いをしている人に対して、前向きになることを求めてくる人とは距離を置くのもひとつの方法です。自分の気持ちを理解してもらおうと一生懸命説明しても、必ずしも相手がわかってくれるとは限りません。場合によっては、相手の価値観をさらに押しつけられてしまうこともあります。
そのような場合、友人や親、兄弟であれば、少し距離を取るのも選択肢のひとつです。「前向きでいることを求められるのがつらい」と、正直に伝えてもよいでしょう。
ただし、それがパートナーである場合、簡単に距離を置くことはできません。お互いの気持ちをきちんと話し合うことが大切です。面と向かって伝えることが難しい場合は、手紙など文章にして渡す方法もあります。これから長い人生を共に歩む相手だからこそ、このタイミングでしっかり話し合っておきましょう。必要であれば、夫婦カウンセリングなどを利用するのもひとつの方法です。
自分を思いっきり甘やかしてあげよう
本当につらいときに必要なのは、前向きになる努力ではなく、自分をいたわる時間かもしれません。好きなものを食べる、ゆっくりお風呂に入る、何も考えずに眠る、気分転換に出かけるなど、「自分へのご褒美」の時間をつくってみましょう。
自分を甘やかすことは逃げではなく、心を守るための大切な行動です。自分を大切にする時間が、次の治療へ向かう力になります。
一人で頑張らなくていい
妊活や不妊治療は、心にも体にも大きな負担がかかります。その中で「前向きでいなければならない」と思い続けることは、知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまいます。落ち込む日があってもいい、弱音を吐いてもいい。それは決して甘えではありません。
一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に気持ちを打ち明けることも大切です。無理に前向きになろうとするのではなく、今の自分の気持ちを認め、必要なときには立ち止まりながら進んでいきましょう。










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