上の子にイライラしてしまうのは、あなただけではありません
小さな子を育てながらお腹の赤ちゃんを育むのは、本当に大変なことです。疲れていたり余裕がなくなっていたりすると、誰でもイライラしてしまうものです。
上の子への「イライラ」は、子どもの言動がきっかけになっているだけ。心の奥には、ちゃんと愛しさがあるのだと思います。
それが分かっているからこそ「優しくしよう」と思うのに、つい怒ってしまい、あとで自己嫌悪に陥ってしまうのかもしれません。
上の子と一緒に「赤ちゃんを待つ時間」をつくる
「まだ2歳だから、お母さんのお腹の中に赤ちゃんがいるなんて分からないだろう」と思うかもしれません。けれど、小さな子でも「お母さんの様子がいつもと違う」と感じ取っています。
「赤ちゃんはお母さんから元気をいっぱいもらって大きくなるんだよ。だから、お母さんは少し疲れたり眠くなったりするの」と伝えてみてください。
お腹の外から赤ちゃんの動きが分かるようになったら、上の子の手を当てて一緒に感じてみましょう。「お腹の赤ちゃんに話しかけてみようか」と声をかけるのも素敵です。
上の子が赤ちゃんだったころの写真を見ながら、「あなたのときも、こんなふうに抱っこしたんだよ」と話すのもよいですね。

やることを減らす勇気を持つ
妊娠中は、家事や育児、仕事を以前と同じリズムで続けるのが難しくなります。「やりたいのにできない」もどかしさが、イライラの原因になっていることもあるでしょう。
そんなときは、やることを減らす勇気を持ってみてください。そのためにはまず「やることリスト」を作ってみましょう。そして、それを3つに分類します。
1. 自分にしかできないこと
2. 誰かに頼めること
3. やらなくてもいいこと
2は誰かにお願いして、3は思い切って「やらない」と決めてしまいましょう。
「できない」「やらない」と言うのは勇気がいりますが、今は「命を育む」という最も大切なことをしています。申し訳なく思う必要はありません。
イライラは「休もうね」のサイン
「今だけだから」と自分に言い聞かせて、知らず知らずのうちに無理を重ねていませんか?
でも、つらいと感じる気持ちは「休もうね」のサインです。無理をしないことは「弱さ」ではなく、これからの自分と家族を守るための大切な選択です。
「上の子のお世話がちゃんとできない」と感じても、悪いことではありません。お母さんの妊娠は、上の子が「自分でできること」を増やす成長のチャンスにもなります。
上手に周りを頼りながら過ごすことで、家族みんなでお腹の赤ちゃんの成長を喜ぶ時間が生まれます。その時間が、赤ちゃんへの愛着を自然に育んでくれるでしょう。
どうか、イライラする自分を も責めないでくださいね。穏やかでいられない日があっても大丈夫です。
そんな日こそ「がんばっているね」と自分に優しい言葉をかけてあげてください。その小さな思いやりが、きっとあなたの力になります。














