言葉にならないつらい気持ちを届けてくださって、ありがとうございます。
出産から時間が経っても、思い出すと涙があふれてしまう……。
そんなお気持ちを言葉にしてくださったこと、本当に大きな一歩だと思います。
「時間がたてば忘れられる」「そのうち元気になる」と言われることもあるかもしれません。でも、心の傷は時間が過ぎるだけでは癒えないこともあります。言葉にして外に出すことで、少しずつ消化されていくものだといわれています。
どうか、「まだつらい」と感じているあなたの心を、責めないであげてくださいね。
思い描いていたお産と違うと、心に残ることがあります
出産はひとつとして同じものはありません。
そのときの赤ちゃんの状態、お母さんの体調、ご家族の状況、病院の体制など、さまざまな要因が重なり合って形作られるものです。
だからこそ、「こうしたいな」「こんなふうに迎えたいな」と願っていたことが、望む形でかなわないこともあります。
例えば、
・自然分娩を望んでいたけれど、帝王切開になった
・夫に立ち会ってほしかったけれど、状況的に叶わなかった
・陣痛の痛みの中で、ひとりきりで耐えなければならなかった
こうした「かなわなかったこと」「怖かったこと」「寂しかったこと」は、心の奥で静かに傷になります。その傷が、時間が経ってもふとよみがえることは、決して珍しいことではありません。
涙は、心が放つSOSのサインかもしれません
感情を言葉にして表すことは、心を癒すひとつの方法です。
でも、もし今のあなたが
・思い出しただけで胸がいっぱいになる
・涙が止まらなくなる
・気持ちが大きく揺れてしまう
と感じているのであれば、まだ言葉にするには負担が大きいときなのかもしれません。
その場合は、無理に「整理しよう」「前に進もう」としなくても大丈夫です。
「元気になれない自分」を責めることなく、まずは「そのままの自分」にそっと寄り添ってあげることが大切です。

もし、「誰かに聞いてほしい」と感じられる日が来たら、助産師と一緒にバースレビューをしてみるのも選択肢のひとつです。
バースレビューは「きちんとした言葉」で話す必要はありません。
「寂しかった」
「つらかった」
「怖かった」
「悔しかった」
「もっとこうしたかった」
そんな今のあなたの気持ちを、そのまま受け止めてもらう時間です。言葉にすることで、少しだけ心が軽くなる方も多いです。
一人で抱えなくて大丈夫です
もしかすると、今はまだ気持ちを整理する段階ではないのかもしれません。それでも大丈夫です。
まずは、
・深呼吸をしてみる
・あたたかい飲み物をゆっくり飲む
・短い休息の時間をつくる
・涙が出たら、その涙を否定しない
こうした「心がふっと軽くなる小さなこと」を、日々の中に少しずつ取り入れてみてください。自分自身を優しく包む時間は、きっと癒しの力になるはずです。
つらさを言葉にしたいと思えたときには、どうか助産師を頼ってください。あなたが安心して話せる場所は、必ずあります。
時間がかかっても、ゆっくりでも、立ち止まってもかまいません。あなたのペースで歩んでいけば大丈夫です。その歩みに、そっと寄り添いながら応援しています。















