生理周期の計算方法は?生理周期それぞれの特徴や心と体の変化を解説

生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を指します。最近は生理を記録して生理周期を把握できるアプリも登場していますが、生理がずれたり妊娠しやすい時期がわからなかったりする悩みを抱える女性もいるでしょう。本記事では生理周期の計算方法をはじめ、生理周期のそれぞれの時期の特徴や心と体調の変化について解説します。

生理周期の計算方法は?生理周期それぞれの特徴や心と体の変化を解説

最終更新日:
2026-01-16
公開日:
2026-01-19

生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を指します。最近は生理を記録して生理周期を把握できるアプリも登場していますが、生理がずれたり妊娠しやすい時期がわからなかったりする悩みを抱える女性もいるでしょう。本記事では生理周期の計算方法をはじめ、生理周期のそれぞれの時期の特徴や心と体調の変化について解説します。

生理周期とは?

生理(=月経)とは、妊娠に至らなかった場合に子宮内膜が剥がれ落ちて出血として体外に出る現象です。生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間です。女性ホルモンの働きによって変動しやすく、心や体にも大きく関わっています。

3つの時期から成り立っている

生理周期には「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の3つの時期があります。それぞれの時期に分泌される女性ホルモンの影響で、体調や気分が変わりやすくなります。

卵胞期は自律神経が安定し活動的に過ごしやすいですが、黄体期はホルモンの急激な変化でむくみやイライラなどの心や体の変化を感じやすくなります。そのため、基礎体温をつけて自分の生理周期を把握することで、次の生理を予測して予定を立てたり生理の準備をし心や体の変化に備えたりといった工夫ができるでしょう。

生理周期の数え方

生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間です。正常な生理周期は25〜38日で、変動が6日以内とされています。1)

ただし、生理周期はストレスや過度な体重の変化、生活リズムが崩れることによって、ホルモンバランスが乱れて変動することがあります。

また卵巣や子宮の病気でも変動することがあるため、生理周期が極端に短い・長い、もしくは不規則な場合は、基礎体温を記録したうえで産婦人科に相談しましょう。

生理周期の時期と体の変化

生理周期はそれぞれの時期によってホルモンバランスが変化するため、心や体に影響を及ぼします。ここでは、生理周期のそれぞれの時期の特徴と心や体の変化について解説します。どの時期にどのような変化があるかを知り、それぞれの時期に合わせた過ごし方を考えてみましょう。

月経期

「月経期」は生理周期のスタートにあたる時期で、子宮内膜が剥がれ落ち出血とともに体外に排出されます。出血の期間は、一般的には3~7日1)です。腹痛や腰痛、頭痛などの生理痛の症状や、貧血や体のだるさを感じることもあります。

この時期は、できるだけ無理をせず体をゆっくり休めることが大切です。もし生理痛が強く、日常生活に支障があるほどつらい場合は、ホルモンバランスの乱れだけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系の病気が隠れていることがあります。

生理痛や生理にまつわる不快感をやわらげる方法はいくつかあるので、気になる症状があれば産婦人科で相談してみると安心です。

卵胞期2)

「卵胞期(らんぽうき)」は卵子のもとである卵胞が成長する時期で、生理が始まった日から排卵までの約1〜2週間の時期です。

卵胞期に分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)には、子宮内膜を厚くし妊娠できる準備をするだけでなく、女性らしい身体を作ったり自律神経を安定させたりするはたらきがあります。

生理中は、子宮内膜から放出されるプロスタグランジンの影響で腹痛や腰痛、頭痛などの症状が現れやすい時期3)です。貧血や倦怠感を感じることも少なくありません。この時期は体を温めて、無理せずリラックスして過ごすことが大切です。生理痛がひどい場合には、痛み止めを使用してもよいでしょう。痛み止めを使用しても日常生活に影響が出る場合は、子宮内膜症のような子宮の病気が隠れている場合もあるため、婦人科を受診しましょう。

生理が終わると、肌の調子がよくなり体調が安定します。集中力も高まるため、ポジティブな気持ちで新しいことに取り組めるでしょう。

排卵期2)

「排卵期」は卵胞から卵子が排出される(排卵)時期です。一般的には、生理周期の中間頃(生理周期が28日の場合は14日目ごろ)に排卵が起こるとされています。

この時期はおりものの量が増える、基礎体温がやや上昇するなどの変化が現れます。また、排卵の前後で下腹部の左右どちらかに鈍い痛みを感じることがあります。

排卵した卵子の寿命は約24時間4)であり、妊娠を望む方は排卵の時期を知り、正しくタイミングをとることが大切です。

黄体期2)

「黄体期」は排卵後から次の生理が始まるまでの時期です。黄体期に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、子宮内膜をより分厚くして受精した卵子が着床できるように準備します。また、体温を上昇させ、食欲を増進させるはたらきもあります。

妊娠に至らなかった場合、黄体が徐々に退化して次の生理が始まります。生理が始まる前にはエストロゲンやプロゲステロンの分泌が急激に減少するため、ホルモンバランスが崩れて気持ちが不安定になりやすくなります。肌荒れやむくみなどの体の不調を感じることもあるでしょう。

PMS(月経前症候群)が起こりやすいのもこの時期です。無理せずリラックスして過ごすことを心がけ、日常生活に支障が出る場合は婦人科に相談しましょう。

生理周期の計算方法

自分の生理周期を知るには日々の記録が欠かせません。自分で記録して生理周期を計算してもよいですし、近年は便利なアプリも多く登場しています。ここでは、生理周期の計算方法や生理周期を把握する方法を解説します。

基本的な計算方法

生理周期は、生理が始まった日を1日目として次の生理開始日の前日までを数えます。たとえば、1月1日に生理が始まり次の生理が1月29日に始まった場合、生理周期は28日となります。

血が混じったおりものやごく少量の出血をのぞいて、しっかり出血があった日を1日目として数えましょう。

アプリやカレンダーを活用する

最近は生理を記録できるアプリがたくさん登場しています。生理管理アプリは、生理の開始日と終了日を入力するだけで自動的に周期を計算し、次の生理開始日を予測してくれるアプリです。数か月続けて記録することで、自分の生理周期の傾向がつかみやすくなります。

多くのアプリでは、生理日だけでなく、毎日の気分や体調、不正出血、妊活のタイミングなども一緒に記録できます。こうした記録は、婦人科を受診する際にも役立つでしょう。

ただし、生理周期が不規則な方には、アプリの予測機能が正確に働かないことがあります。

たとえば、1回目の周期が28日、次が42日だった場合、平均をとって35日周期と計算されてしまいます。この平均値をもとにした排卵日や生理開始日の予測は、実際のタイミングとずれてしまうことがあります。そのため、生理管理アプリは「これまでの生理の記録」として活用するのがおすすめです。

基礎体温をつける

基礎体温とは安静にしているときの体温です。基礎体温は女性ホルモンによって上下するため、排卵がおこっているかどうかや排卵の時期を知ることができます。毎朝起きてすぐにベッドに横たわったまま、婦人用体温計で体温を測りましょう。

基礎体温が低温期から高温期に移行するタイミングが排卵の目安です。アプリで表示される排卵日はそれまでの記録から予測したものです。基礎体温をつけることで、その周期の排卵日を確認することができます。

生理周期の計算方法に関するよくある質問

生理周期の計算方法に関するよくある質問とその答えを紹介します。生理周期の計算方法が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q. 生理周期の正しい数え方は?

生理が始まった日を1日目とし、次の生理が始まる前日までを1周期とします。たとえば、1月1日に生理が始まり1月29日に次の生理が始まった場合は28日周期です。

カレンダーに記録するほか、自動で周期を計算してくれるアプリも便利です。自分にとって続けやすい方法で生理周期を計算してみましょう。

Q. 生理の28日周期とは何ですか?

28日周期とは生理が始まった日から次の生理が始まる前日までが28日だったということです。生理周期は、25〜38日周期で変動が6日以内であれば正常範囲内1)です。生理が数日ずれても過度に心配する必要はありません。

ただし、あまりにも生理の期間が短かったり(頻発月経)長かったり(希発月経)する場合は、子宮や卵巣の病気も疑われるため産婦人科を受診しましょう。

Q. 生理周期を遅くする・早くするには?

生理の時期を調整したい場合は、医師の指導のもとで低用量または中用量ピルを使用する方法が一般的です。旅行やイベントの予定があり、生理と被ってほしくない場合は産婦人科で相談しましょう。

また、生理周期は生活習慣の乱れやストレス、体重の変化などにより変動しやすいものです。バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけることで、周期が安定しやすくなります。

生理周期を把握しよう

生理について知って生理周期を把握することで、予定を立てやすくなるだけでなく、心や体の変化も前向きに受け止められるようになります。また、妊娠を希望している場合タイミングを予測しやすくなるでしょう。生理周期を日頃から記録し、自分のリズムを知って安心して過ごしましょう。

参考文献

1)日本産婦人科医会.女性の健康Q&A.日本産婦人科医会ウェブサイト. 

https://www.jaog.or.jp/qa/youth/qashishunki5/

2)MSDマニュアル家庭版.22女性の健康上の問題.女性の生殖器系の生物学.月経周期.

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/22-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%AE%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E5%91%A8%E6%9C%9F

3)一般社団法人日本女性心身医学会.女性の病気について.

https://www.jspog.com/general/details_08.html

4)一般社団法人日本生殖医学会. 生殖医療Q&A Q1.妊娠はどのように成立するのですか?.

http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa01.html

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